相川千里
4年前に薔薇を創ろうと染めていた生地を使用し、ドライの薔薇を創作しました。ずっと保管しておりこの度やっと花咲きました。花も葉もシルク生地を使用してますので、理想どおりの形になりました。ここ最近、ドライの薔薇を数創作していますが、すべて残り裂を使用しています。その中でもドライにむいている生地、むいていない生地もあり新たな発見がありました。この生地は絶対にむいている、と思っていた生地が創ってみるとなかなかしっくりこず、むいていませんでした。生地の質感だけでは、まだまだわからない部分は沢山ありました。創作してみて、質感、風合い、全体のバランスが初めてわかることが多々あります。創作においてはとにかく、手を動かすこと、自分で創りあげて学んでいくこと、改めて大事なことだと実感した薔薇創りになりました。こちらの薔薇は11月の布花展にて展示します。